Natural Quest 36日目 (ブッシュクラフト講習 川口拓さんに教わる入門編体験記[1日目])
↓からの続き↓
この記事は、ジャパンブッシュクラフトスクール(JBS)認定ブッシュクラフトアドバイザー講座を受講した体験についてお話しています。
1泊2日の泊まり込みで行われた講習の2日目の模様です。
ブッシュクラフト講習 川口拓さんに教わる入門編体験記[2日目]
太陽の光で目が覚める様な快晴‼︎
こんな生活が体内のリズムを整えてくれるんでしょうね。
(*´Д`)最高だよ
講習2日目のスタートです。
<2日目のスケジュール>
7:30~
朝食
8:30~
サバイバルの基礎知識(座学)
10:00~
ナイフの使い方(昨日の続き)
11:00~
実践!ブッシュクラフト(合間に昼食)
- リュックを木に括り付ける
- ベンチを手作りしよう
- 火床を用意しよう
- 燃料をフィールドから取ってこよう
- ファイヤーリフレクター作りについて
- 火起こししよう
- お湯を沸かしてみよう
- 松のお茶を入れて飲んでみよう
- 焚き火の後片付け
2日目は↑こんな感じです。
サバイバルの基礎知識
昨日の雨模様とはうってかわって
せっかくカラっと晴れて青空が広がったお天気なので、早く外に出て色々やりたいよな
と前置きがありつつ屋根の下で座学スタート。
川口拓さんが考えるブッシュクラフトは「サバイバル術を遊びとして楽しむ」ことで、
遊びながら、いざという時、災害時などに役立つ技術や知識を身に付けようとのことですが
そもそもね
サバイバルって何?
ってところを学びます。
「サバイバルって何?」
と問われて
(´⊙ω⊙`)えっ
う~ん・・なんかワイルドな、感じで
あと、危機的状況って感じもしますけど・・
そ~いや、サバゲ―とかって遊びもありますよね。
(-ω´- ) ン~サバイバルはサバイバルです。
・・・・
答えは
生き残る
ことです。
万が一の危機的な状況に直面してしまったとき
「生き残る可能性を上げる為の知識を覚えておいてね」というまじめなお話を、子供にもわかるくらいわかりやすくご説明いただきました。
特に都会の日常生活は、色々なことが人にとって便利で安全に固められ守られていて
『家の中じゃないと』
『電気が無いと』
『スマホの充電ができる環境じゃないと』
不安でしかたなくなってしまいます。
うん(・ε・`*)なんか弱々しい私
誰もがサバイバルな状況になんて陥りたくないものなので『生き残り術』は、わざわざ意識しないと視界に入ってきません。
でも、怖いものを見たくないと避けるのではなく、なにごとも心構えや準備って大切ですから、男性女性関係なく絶対に知っておいた方が良い知識だなと改めて思う座学の時間でした。
また
ブッシュクラフトは自然の中にある物を頂戴して行う技術でもあります。
まだ生きてる葉っぱをむしること
土を掘ったら虫を傷つけること
焚き火したら飛んで火にいる夏の虫がいること
技術が上がれば魚を釣って食べることもあると思います
植物、虫、魚、動物などの命を自分の為にいただいて行います。
川口拓さんが
大切なのは、何かの命を奪って生きている実感を持つこと」
と仰っていたのがとても印象的でした。
肉や魚、野菜を買って調理しますし、命をいただいて生活しているはずですが、命を奪う実感は皆無です。
ブッシュクラフトは
自分が頂戴する命を自分で絶つので、その瞬間を目の当たりにします。
色んなものに深く感謝できるようになりますね。
ナイフでペグ作りしてみよう
アウトドアナイフは使い方が色々あるので、その扱いを学ぶにはペグを実際に作ってみるのが分かりやすいとのことで、しばらくナイフの使い方を練習します。
ナイフはよく切れるナイフを用意すること
なるべくまっすぐで、節が無い枝だとペグが作りやすい
太さがゴボウくらいあるものを選ぶ
生木だと柔らかくて削りやすい
枯れ木だと水分が抜けている分硬い
などを教えてもらい
腐ってたり、虫食ってたりした枝じゃないものを自分で探してペグ作りに挑戦するのですが
そもそも
その辺に落ちてる、枝がね
生木なのか
枯れて硬い枝なのか
腐ってるのか
中が虫食ってるのか
(;・∀・)わからんです
パッと見ればわかるもんなんでしょうかね、慣れている方だと。
私の場合は
選んだ枝が、自然に返る段階に差し掛かってたんでしょうね
ボロボロとちょっと崩れかけてしまう部分があったりして枝選びをしくじってますが、それでもナイフでペグを作ってみるという慣れない作業が
めっちゃおもしろくて没頭
(*・∀・*)ずっとやってられる
ナイフの扱い方を学びながら
ペグ作りに向いている枝探しに時間がかかったり、何も知らず腐りかけの枝をチョイスしてしまうことは、私自身と自然との距離がまだまだ遠い証しだなと
「自然と一緒に生きるのは学びが必要」
( ’ω’)ノ
と気付かされる時間となりました。
実践!ブッシュクラフト
ここからは、一連の流れのデモンストレーションを見せてもらい1日中ひとりでやってみる時間です。
川口拓さんの講座は基本放任主義なので(わかんなくなったら教えてもらえます)参加者全員、自分が昨日張ったタープの基地で、教わった技術や知恵を試します。
リュックを地面に置きたくないな
という状況なら
(雨などで地面が濡れてるとか、虫が入らない様にとか)
さぁ、どうする?
ロープワークを駆使して木に括り付ければいい
地べたに座りたくないな
(汚れたくないとか、体冷えるのやだとか、体勢が辛くない様にしたいとか)
さあ、どうする?
即席ベンチを作ろう
の様に、自分が快適に過ごせる空間を作っていき
火起こしするための火床を作り
隣接している自然のフィールドへ入って燃やす材を取り
ファイヤーリフレクターを作って着火
私は以前、火起こしについてだいぶ調べていたので↓
イメトレはバッチリで、絶対一発で付けられる自信があったのにも関わらず
щ(´Д`щ)消えちゃう
前日の雨で難易度の高い状況であったため、付いたと思った火が途中で簡単に消えてしまいます。
私、何回消えたかな・・
7回か8回は消えました。
(ちなみに夫も何度か消えたと言ってました)
最初はメタルマッチを使ってたものの
インストラクターさんから
「マッチ使ってれば、もう火着いてるレベルですよ」
と言われ
え?
メタルマッチで付けるのと、マッチで付けるのではそんなに違いあるものなの?
( ゚Д゚)
と、マッチに切り替え
「=͟͟͞͞( •̀д•́)焚き付けの量が足りない~」
とフィールドに取りに走り
最終的には
「これで絶対に付くという方法をやります」
とインストラクターさんに助けてもらいました。
(((;꒪Д꒪;)))結局自分で付けれなかった・・
ここでも
私自身と自然との距離がまだまだ遠い証しが見えたというか、火起こしは甘いもんじゃないという技術的な未熟さ、知識不足を痛感させられたのでした。
あんなに調べたというのに・・やっぱ経験不足だなと・・
この日、はじめて直火で火起こしをしてみて
簡単ではない悔しい体験から
それでも上手い人はあっという間に火を付けるコツもわかりましたし、バットコンディションでの火の育て方など、この日だからこそ学べた特別な時間を過ごし
最後に焚き火の後処理を教わって講座は終了となりました。
(´・ω・`)撤収時間がなんだかさみしい・・
東京に戻って
電車に揺られても
心はどこか講座を受けたあの日に置いてきちゃったみたいな感覚の日が続き
8月に行われる
川口拓さんが行うワークショップに申し込みしちゃいましたw
( *´艸`)
次の
Natural Quest38日目は、インストラクターさんが教えてくれた雨上がりの焚き火「絶対に付く方法」についてお伝えします。
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