Natural Quest 8日目 (ブッシュクラフトの恐怖 虫・ヘビ・クマに出会ったら・・(マダニ編))
↓からの続き↓
この記事では、山や森に住む【虫、ヘビ、クマ】が怖い件についてシリーズでお話ししています。
虫
ヘビ
熊
( ꒪ д꒪ ))彡 怖っ
と思うのは、それについて知らないからで・・
よくわからないから怖いと感じることは、調べてよく理解すれば『対策』を立てられる。
そうすれば、きっと怖くなくなるはず!
ということで、色々調べてみることにしました。
前回はマダニ、今回はスズメバチについてお話します。
ブッシュクラフトの恐怖 虫・ヘビ・クマに出会ったら・・
危険な虫 スズメバチ
スズメバチに刺されて死に至るのは、ほとんどの場合アナフィラキシーショックを起こすことが原因です。
聞いたことがある方も多いんじゃないでしょうか?
アナフィラキシーショックというアレルギー反応について。
(食べ物でもありますもんね、お蕎麦とか。)
1度ハチに刺されたことがある場合「2度目が危険」とよく言われますが、ハチの毒に対して免疫が過剰反応し激しいアレルギー反応が引き起こされることが危険視されています。
(1度目に刺されたハチがスズメバチじゃなかったとしても注意です。)
アナフィラキシーショックを起こすと、めまい、嘔吐、下痢、蕁麻疹、顔面蒼白、呼吸困難などが起こります。
早い場合は刺されてから30分ほどで症状が出始めるので、救急車を呼ぶなどして医療機関を早急に受診します。
刺された場合、強烈な衝撃と痛みが走ります(チクッというレベルではない打撃の様な衝撃)
パンパンに腫れあがり熱を持って痛みます。
一度刺してきたスズメバチが再度(何度も)刺してくる場合があるので、すぐにその場から離れましょう(数匹に刺されたりする場合アナフィラキシーショックの確率が高くなるようです。)
安全な場所に移動してから刺された箇所をつまみ、なるべく毒を外に押し出すようにします(あれば、ポイズンリムーバーなどを使います、口で吸うのは絶対にダメです!)
水で傷口を洗い冷やしましょう。
その後に、抗ヒスタミン系成分を含むステロイド系軟膏(ムヒアルファEXなど)を塗って、保冷剤等でしっかり冷やします。
自分でできる処置はここまでですので、なるべく早くに医療機関を受診しましょう。
(特にハチに一度刺されたことがある場合、先に救急車を呼んでいる間にここまでの処置をするのが理想です。)
スズメバチは攻撃性が強いことや、その見た目(黄色と黒のシマ模様は警告色です)から「こいつはヤバいやつだ」とすぐに判断できるのですが・・もし出会ってしまったら?
近づかないことがまず大切です。
特に近くに巣がある場合は、あなたは数匹のスズメバチに取り囲まれている可能性があります。
スズメバチは巣に近ずくモノに対して威嚇、攻撃をしてきます。
スズメバチが空中で止まって(ホバーリングして)いる、徘徊するように飛んでいる、カチカチとアゴを鳴らしている場合は「これ以上近づくな」というハチからの最終警告みたいなものです。
ハチは仲間を呼ぶこともできる生物なので、大量のスズメバチに追いかけられる前に距離を保ちながらその場をゆっくり離れてください。
手で払ったり大声を出すなど、攻撃をしてくるものに対しても危害を加えてきます。
近くで羽音を立てられることは相当な恐怖ですが、刺激を与えない様に無心となってゆっくりスズメバチから離れましょう。
スズメバチが巣を作る場所は種によっても違いますが、土の中、木の根本に巣を作るのはオオスズメバチ、樹や屋根裏や軒下などに丸く膨らんだ巣を作るのがキイロスズメバチなどです。
<スズメバチから身を守る為にできること>
ハチは黒い色を襲ってきやすい性質があります。
髪の毛の色にも反応するため、頭部は帽子を被ったりタオルを巻いたりして髪の毛の色をなるべく隠すことが有用です。
服装も黒色を避けるとハチからの攻撃を抑えられます(絶対刺されないというワケではないですが。)
凶暴性の高いスズメバチには虫よけスプレーはあまり効果が期待できないようです。
また、人の食べ物や甘い香りのジュースなどに寄ってくる場合があります。
食べ物や飲み物を放置したりせず、ジュースは蓋つきの水筒などに入れましょう。
匂いでいうと、香水にもスズメバチは反応します。
普段香水を付けているなら、香水を付けない様にしましょう。
スズメバチは近づかないことと同時に、こちらに近寄られない様にする対策も大切です。
スズメバチではなくても、なぜか自分の周りをハチが飛び回るという方はいらっしゃいませんか?
私は、ミツバチとか・・小さなハチに頭の上をブンブン飛び回られて
「やめれ~!! o(*≧д≦)o))」
と振り払いハチを怒らせる(刺してこない程度の)ことがよくあるのですが、シャンプーなどの匂いに反応しているのかもしれないな・・と思い
無香料の洗濯洗剤、柔軟剤、シャンプー、トリートメントにぜ~んぶ変えることにしました。
人が良い香りと感じるものは、ハチも良い香りと感じるそうなので近寄られない様にするためにも人工的な香料を発しない様にしたいと思います。
私の実家は北海道の富良野にあります。
父は富良野の麓郷という山の中(ご存知の方はご存知だと思いますが、北の国からのロケ地)で働いています。
ある日の夏の事
せっせと芝刈りをしていた時に、左手にバキューンともズドーンとも取れる様な強い痛みが走りました。
父はその痛みに覚えがありました。
「あぁ二度目だな、スズメバチにやられるの」
↑案外、ゆうちょうw(O型)
自分以外誰もおらず、一人で職務中でしたが
さすがに病院に行った方がいいかと判断し、持ち場を離れたことを同僚に電話で連絡しました。
父はなんと、自分で車を運転して麓郷から町の病院まで(車で30分ほどかかります)移動しようとしていました。
っていうか、途中まで運転しちゃってました。
(一旦停車中に同僚に電話した模様)
電話口の同僚が慌てて運転することをやめさせて、迎えに来て病院に送り届けてくれたそうです。
厳重注意!
途中でアナフィラキシーショックをおこしてもおかしくないので、自分で運転して病院に行くことは絶対にやっちゃだめなヤツです!!
あとから母に、しこたま怒られてました。
「救急車呼ぶより早いべや」と言い訳してたみたいだけど・・
( ,,-`д´-)ノ”やれやれ
私の父の場合スズメバチに刺されるのが2回目でしたが、時間が経ってもハチの毒によるアナフィラキシーショックが起きることはありませんでした(そういう人も中にはいる様ですね。)
左手はグローブみたくパンパンに腫れあがり、しばらくの間痛かった様子です。
今回スズメバチに刺されたのは芝を刈っている時に、おそらく芝の茂みに隠れていたスズメバチに刺されたのだと思われます。
近くに巣があった訳ではなかったので、単独行動中のスズメバチが芝刈りの作業をしていた父から攻撃受けたと勘違いをして刺してきた、といった具合でしょうか。
自分の周りを飛び回っていれば、スズメバチの存在に気付いてその場を離れるなりして攻撃を避けることができますが、芝の茂みに隠れちゃってた場合なんてのもあるんですね・・。
十分気を付けたい所です。
次の
Natural Quest10日目は、マムシについてです。
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